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Diginnos DG-D08IWB

Review

たった16GBのSSD

ホビーユースとして使用していたAX/52Eの調子が悪くなってきたのと、出先での簡単な作業環境が欲しかったので、2013年頃からタブレットPCの購入を真剣に検討し始めました。そんな折、このタブレットPCの評判が耳に入りました。MSオフィスが付属せず、しかもSSDが16GBしかないものの、破格の1万円台(税込み約1万9000円)で、コストパフォマンス最高だという評判でした。購入した際には、既にSSDが32GBの上位版機種が出ていましたが、低スペックPCは必ずしも嫌いではないので、あえてこの16GB版のものを買いました。

最初、「16GBもあれば、一部SDカードに逃せば余裕だろ」と思っていましたが、実際に使ってみると、16GBでは全然足りませんわ、これ。もちろん、色々SDカードに移して、Cドライブを圧迫するようなものは削除したりしたのですが、どうがんばっても、空き容量が2GBに満たず、その2GBも、ブラウザのキャッシュやら何やらであっという間に埋まっていきます。

要はこのPC、2日に1回程度の頻度でディスククリーンアップをし、それでもダメなら再起動しないとマトモに動いてくれないという、もしPC初心者さんなら苦手意識が埋め込まれてしまうか逆にスキル上達するかというぐらいの鬼畜仕様でした。評判の中には「タブレット初心者向け、あるいは、PC上級者向け」というものもありましたが、完全に上級者向けですわ、これ。初心者さんは大人しく32GB版か、よりSSD容量の大きい他社製タブレットにしておくことをお勧めします。

▲16GB中、実際には10GBしか使えない上に、その10GBの中に更にOS本体も詰め込まれている訳ですから、実際に使える容量なんてお察し。

昼までは持つバッテリー

持ち運んでの利用が前提のタブレットPCにとって、バッテリーの持ち具合が重要でしょう。このDG-D08IWBは、公称6時間程度ですが、今のところ実感として概ねこの時間で合っているようです。イメージとしては、朝から触っていたとして昼飯時ぐらいに残量が心もとなくなるような感じです。必ずしも持つ方ではありませんが、出先で充電が可能であれば、必要充分でしょう。

ただし、昼間に屋外で使っていると、太陽光に画面が負けて一体何が表示されているやら表示されていないやら判らない状況になってしまう事があるので、やむを得ず輝度を上げたりしてよりバッテリーの持ちが悪くなる場合があります。加えて、やってる作業によっては、充電の速度が電力消費の速度を上回ってしまう事があるようで、バッテリー残量が20%を切ったらすぐにでも充電をした方が良さそうです。

……尤も、Windowsの場合、少なくともデフォルトのままだと5%ぐらいまでバッテリーの残量が低下してこないと警告が出ないようなので、適宜監視するなり、ソフト入れるなり、設定を弄るなりしないといけませんが。

Windowsタブレット

▲こんな感じで作業しています。ちなみにタブレットPCを支えているのは、100円ショップのイーグル型フォトスタンド

現在、タブレットPCのOSというと、このタブレットが採用しているWindowsの他に、AppleのiOS、GoogleのAndroidなどがあります。マイクロソフト社はWindows8以降、タブレットPCでも使いやすいようにと、あれこれGUIをタブレットPC向けに改良しています。しかし、実際にタブレットPCとして手に触れてみると、ぶっちゃけ、Windowsってタブレット向けとしては全くダメですね、これ。

具体的に何がダメかというと、まず、デスクトップ画面で使用する大半のソフトウェアは、マウスで操作することを前提にしているので、タッチしようとしたらすぐ横のボタンを押してしまうなど、とかく操作が難しい。自分の指が太いというのもあるのでしょうけど、マウス無しには設定を弄る事すらおぼつかないという有り様。こうした問題を改善し、よりタブレットPC向けに作られたWindowsアプリも、数が少ない上にどれもこれも動作が不安定で、とくにTwitter公式アプリなんかは、使うのに忍耐が必須です。そして、これはハード的な問題かも知れませんが、ソフトウェアキーボードが時々動作不安定になり、復帰時のパスワード入力がうまく出来ない事もしばしば……。

現状、よほどWindowsのソフトを使いたいとか、MSオフィスじゃないとダメなんだとか、Windowsじゃないとできないんだとか、そういう特殊な事情が無い限り、Windowsタブレットはオススメできません。多分、iPadやAndroidタブレットの方が、タブレットとしては使いやすいと思います。

安物だからこその不満と安物だからこその気軽さ

他にも、充電用として付属されていたUSBケーブルの端子がすぐダメになってしまったとか、電源ボタンの位置が音量ボタンとほぼ同じで、音量調整しようとしたら電源切ってたとかなりそうとか、自分の場合はメモリ2GBのはちょっときついなぁとか、スピーカーが片側にしか付いてないとか、不満な点を挙げようと思えばもっと挙げれます。しかし、それらは1万円台という値段から考えると、まあ仕方がないかなぁと思えなくもないです。

むしろ、このタブレットの最大の利点は、この1万円台という価格にあるようにも思えます。例えば、もしあなたが5万円だか10万円だかするタブレットPCやiPadを買ったら、きっと気軽には使えないでしょう。画面には保護フィルムを貼って、更に分厚いケースにしまい込んで、常に紛失や破損の恐怖を抱きながらスターバックスでドヤ顔する生活。そんな生活、私には無理です。一方このDG-D08IWBは、画面や本体が傷つこうが気にせず、裸のまま上着のポケットに入れて持ち運べます。万が一壊れたり紛失しても、所詮は中華タブより多少マシ程度のタブレットですし、中のデータさえ無事ならまあ……という感じで使えます。

それに、今まで挙げたような色々な問題は、おいおい改善されていくでしょうから、それまでの「つなぎ」だと考えれば、我慢できる気がする。多分。

Spec

CPU
Intel Atom Z3735F 1.33GHz
RAM
2.00GB
二次記憶装置
SSD 16GB
OS
Windows 8.1 with Bing 32bit
モニター
8インチタッチパネル液晶 1280x800ドット表示 10点マルチタッチ
カメラ
約200万画素(フロント・リア)
バッテリー
約6.1時間(公称・JEITA2.0)
整備重量
約350g
備考
モバイル・ホビーユースとして使用中

History

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