木曽檜の香りを嗅ぎたくて

赤沢自然休養林とは

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 木曽森林鉄道は、大規模な森林鉄道としては、比較的遅くまで残っていました。また、個性豊かな車両が多数存在したため、鉄道ファンに人気がある森林鉄道でした。
 しかし、その木曽森林鉄道も、いよいよ、林道に置き換わって全廃される事となりました。ところが、その折、廃止を惜しむ声から、なんと、既に廃止になって遊歩道となっていた支線への軌道再敷設が行われたのです。

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 1978年に森林鉄道記念館と共に保存線が完成。その後、保存線は、1985年まで放置されていましたが、「本物の森林鉄道」に体験乗車できるアトラクションとして活用される事になり、現在に至ります。
 森林鉄道記念館は、全ての展示用線路が保存線と接続されています。そのため、構造上、(やろうと思えば)展示車両全てを、保存線本線上に運び出す事が可能です。もちろん、車両以外にも、当時の保安装置やダイヤ、銘板なども展示されています(ただし、物凄く無造作に、ですが)。入館料は無料だという点を考慮すると、ぜひ足を運びたくなるクオリティーです。激しくオススメ!

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 なお、現在は、1996年に新造された、北陸重機製の5tディーゼル機関車を使って、開園期間中の土日に運行されています。機会があれば、ぜひ一度立ち寄ってみてください。道中、交通の便と悪路に悩まされる点を除けば、すばらしい場所です。

訪問

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 2009年10月、赤沢自然休養林へ行ってきました。数年前に存在を知ってから、ずっと行きたかったんですが、なかなか機会が無く、本当にようやくといった感じです。

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 赤沢自然休養林は、上松町と農林水産省が運営している、観光林です。数コースの遊歩道が整備されており、本格的な森林浴を行うことができます。
 私自身は、別段森林浴には興味無かったのですが、ここには、森林鉄道記念館というものがあり、往時の車両を保存しています。それだけではなく、なんと、当時の路線を活用して、観光用のトロッコ列車を走らせているのです。
 これこそ、新時代の「森林鉄道」だと思い、かねてから行きたいと思っていました。

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 しかし、いかせん遠く、公共交通もいまいち使い勝手が悪い(上松駅からバスで片道1500円!)ので、なかなか行けずにいました。
 今回は、父と一緒に自家用車で行きましたが、道路状態も良くありません。駐車場には、大型観光バスも停まっていましたが、果たしてどうやって来たのやら。
 実際、素晴らしい場所ですから、もう少し交通の便が良くなるか、シャトルバスをアトラクションとして工夫するか、もっと大々的にCM打つかすれば、人気出そうな気がします。私的には、二番目の案がオススメ。ボンネットバス風の新造バスか、トロリーバス、オープンバス辺りなんか、どうでしょう? あるいは、JR東海とタイアップして、特急「しなの」の往復特急券を見せれば割り引くとか。

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 起点の赤澤停車場でしか、乗車できません。折り返しの駅では、下車のみです。運賃は、片道でも往復でも同じで、一日乗車券といったものは、存在しません。

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日
OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 そこまでボロっカスに批判しているのなら、さぞかし良くない所なのだろうと思われるかも知れませんが、さにあらず。様々な欠点を補って余りあるほどの魅力を、赤沢自然休養林は、持っています。
 事実、赤沢自然休養林にしては珍しく有料のアトラクションでありながら、写真の通り、多くの人々が乗車していました。そして、ただ乗っているだけではなく、誰もが笑顔であったり、驚いていたり、記念にと写真を撮っていたりしました。その情景は、いかにこの企画がハイクオリティーなものであるかを示唆しているようでした。
 私としては、「親方日の丸」という時点で、あまり期待していませんでしたから、意外でした。

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 赤沢自然休養林の景観は、実に素晴らしいです。しかし、その美しい自然も、魅力の一端でしかありません。一番の魅力は、全てのものが「本物」であるという点にあるでしょう。
 様々な風景は、赤沢自然休養林として整備されるずっと前から存在していたものですし、線路も、かつて森林鉄道として整備されたものです。……まあ、厳密に言うと再敷設ですが、それでも、鉄道土木でもって敷設されています。

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 そのような景観を走る列車も、当時の車両の外見を忠実に再現しています。
 ディーゼル機関車は、1996年北陸重機製ですが、遠目に見ると、当時使われていた酒井製作所製ディーゼル機関車に瓜二つです。当時の酒井製作所製ディーゼル機関車には、前面に「SKW」というイニシャルが入っていたのですが、この新造車でも、それに習い、「HKW」としています。煙突が奇妙な形になっていますが、排ガス対策ですので、仕方がありません。
 このような、一種の「本物(リアリティー)志向」が、赤沢自然休養林の魅力に繋がっているのでしょう。ただの「お猿の電車」ではないのです。

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日
OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 終点からスイッチバックするように、別の路線が分岐しています。こちらは、現在使われておらず、途中まで遊歩道として使われています。
 分岐してすぐの所に、客車が2両留置されています。留置というよりは、放置に近い状況で、状態もあまり良くありません。今や貴重な車両なのですから、もう少し何とかならないものかしらん。

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 列車は折り返して行きますが、私は途中下車して、歩いて戻ることにしました。

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 保存線として復活した軌道のうち、現在使用されていない区間の一部は、このように、複数ある遊歩道の一部として活用されています。
 しかし、今回は、現在使われている軌道に沿っている遊歩道「ふれあいの道」を歩いていきます。

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日
OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 この遊歩道は、軌道と共に、ずっと川に沿っています。しかし、ただ単純に沿っているのではないので、様々な情景の写真を撮る事ができます。もちろん、遊歩道自体の景観も、実に素晴らしい!

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日
OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日
OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 私は、現役の森林鉄道というものを、体感した事がありません。しかし、そのような私でも、「ああ、これは、本物だ」と感じるに足りるものでした。「おさるのでんしゃ」とは、全く違います。

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日
OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 まるで、絵本「きかんしゃトーマス」の世界に迷い込んだようです。
 もし私が、絵が得意だったなら、きっと、思わず写生していたでしょう。

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 先にも書きましたが、「親方日の丸」とは、到底思えない程のクオリティーです。  様々な書籍や、サイトや、TV番組などで紹介された「赤沢自然休養林」ですが、そこから得られた期待感を全く裏切らないものでした。むしろ、それ以上かも知れません。
 ぜひ、また訪れたいと思います。……もう少し、交通の便が良ければ、本当に通いつめるのですが……。

機関車

ボールドウィン社製1号機関車

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 この機関車は、アメリカのボールドウィン社によって造られていた、農場向け蒸気機関車です。日本に森林鉄道が誕生した頃に、森林鉄道向けに広く使用されていました。軸配置は、B1(4-2)で、主に薪を燃やして走らせていました。

 他の森林鉄道では、薪燃料から石炭燃料へ移行していきましたが、木曽森林鉄道では、終始、薪が使われ続けたため、火の粉止めのために、独特の煙突に改造されました。
 また、他の森林鉄道では、概ね、1955年頃で蒸気機関車の使用を止めていますが、木曽森林鉄道では、1960年まで使われていました。『全国森林鉄道 未知なる“森”の軌道をもとめて』には、昭和31年の写真として、13両もの運材貨車(材木満載)を牽引する同車の姿も載っています。

 現在では、赤沢自然休養林の森林鉄道記念館に収蔵されており、天気の良い日には、屋外へ引き出されて展示されています。
 もし、動態保存ができれば、かなり良い観光資源になるのではと思いますが、車両の状態的に、多分、イチからレプリカの機関車を作ったほうが早いでしょうね。

酒井製作所A型 DB5

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HITACHI W32H 長野県上松町 2009年10月11日

 酒井製作所は、かつて、森林鉄道用ディーゼル機関車を数多く製造していました。「酒井」は、森林鉄道のディーゼル機関車の代名詞と言っても良いでしょう(工事用のディーゼル機関車の代名詞が「加藤」であるように)。
 この車両は、酒井製作所製の森林鉄道向けディーゼル機関車の中でも特に有名なタイプです。A型と言うそうで、局形式では、DB5といいます。

 赤沢自然休養林の酒井は、元々は、王滝森林鉄道(王滝営林署)に所属していたものです。1976年に王滝森林鉄道が廃止になった後、王滝営林署から上松営林署に移管され、上松営林署赤沢線跡地への線路再敷設(森林鉄道記念館と保存線の建設)のために、1978年まで使用されていました。
 その後、1985年に伊勢神宮の式年遷宮用御神木の搬出で使用された事をきっかけに、保存線を使った森林鉄道体験乗車が企画されるようになり、1996年に北陸重機製5tディーゼル機関車が導入されるまで、森林浴客を乗せたオープン客車を牽引していました。

 現在では、一線を退いていますが、予備機として健在であり、1両は、天気がよければ、ボールドウィン社製1号機関車と共に、屋外に展示されています。
 とはいえ、塗装も剥げてきているようで、そろそろ改修するか屋内での静態保存に切り替えるべきなんじゃないかなぁと、私は、思います。

酒井製作所C4型 DBT10

HITACHI KDDI W32H 長野県上松町 2009年10月11日

 この機関車は、王滝・小川線系統の本線運材の主力として活躍したんだそうです。前面は、当時ブームだった、湘南顔です。
 静態保存ですが、屋内保存という事で、随分と状態が良いです。機会があれば、すぐにでも動態復活できそうなぐらいです。……っつーか、本当に静態保存なの? これ。

酒井製作所F4型 DDT10

HITACHI KDDI W32H 長野県上松町 2009年10月11日

 普通、森林鉄道のみではなく、ナローでは、小さな車輌が使われます。……というか、小さな車輌しか使えません。にも関わらず、この車輌は、2軸ボギーで、随分と大きく、一見、森林鉄道用とは思えません。  しかし、ボギーにする事で、軸重が軽減され、更にカーブに強くなるという、正に、森林鉄道のために開発された機関車でした。軸重が軽減される分、重たいエンジンも載せられます。
 全国各地で導入されたようですが、どうも、機構が複雑だったようで、木曽森林鉄道では、あまり使われなかったようです。

 さて、この車輌(No.136)ですが、元々は、札幌営林局芦別営林署の所属機だったものが、1962年に転入してきたものです。つまり、道産子。
 木曽森林鉄道の最期まで稼働し、現在は、屋内に静態保存されています。保存状態も良く、今にも動き出しそうです。足回りまで、間近で見られますから、模型化したいのなら、ぜひ訪れるべきでしょう。きっと、参考になります。

北陸重機工業 AFT-01

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 北陸重機は、現在、産業用機関車を製造している数少ないメーカーで、国土交通省立山砂防軌道などへ機関車を納入しています。北陸重機製機関車は、どことなく、一般鉄道用車両の雰囲気を持っているという特徴があります。
 そんな北陸重機ですが、この機関車は、赤沢自然休養林のために、酒井製5tディーゼル機関車を模して製造された、いわば、特別製の機関車だったりします。

 赤沢自然休養林では、王滝森林鉄道(王滝営林署)に所属していたディーゼル機関車を永く使っていましたが、製造から何十年も経過し、部品の確保も年々難しくなっていました。そこで、機関車を新造する事になりましたが、「本物の森林鉄道」をウリにしてきたので、新しい機関車も、「本物の森林鉄道」にふさわしいものでなければ、なりませんでした。そのような事情から、1996年に、今まで使われていた酒井製5tディーゼル機関車を模した5tディーゼル機関車を、新造する事になったのです。
 また、この機関車には、DPFという装置が装着されています。これは、排ガスの粒子を抑制する装置だそうで、側面には、空気を汚さないエコな機関車である事をピールするステッカーが貼られています。

 この機関車が導入された事で、部品確保に悩む事無く、運行する事が可能になりました。現在、森林列車は、毎週末に(シーズン中は毎日)運行されていますが、それも、この機関車が導入されていなければ、不可能だったかも知れません。
 ただし、この最新型森林鉄道用機関車は、残念ながら、AFT-01の一両しか存在しないため、万が一、AFT-01が故障した場合には、酒井の出番となります。

客車

B型客車

OLIMPUS SP-550UZ 長野県上松町 2009年10月11日

 木曽森林鉄道では、「便乗」という扱いで、旅客輸送も行っていました。B型客車は、運材車に客室を載せたような構造のボギー客車で、森林鉄道を代表する客車の一種類とも言えるでしょう。
 上の写真は、台車を抜かれて森林鉄道記念館の前で、休憩室として使われているものです。少しもったいないですが、中に入ると、在りし日の森林鉄道の雰囲気を味わえて良いかも知れません(私自身は、「在りし日の森林鉄道」を知りませんけど)。

理髪車

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 この車両の説明は、要らないでしょう。書いて字のごとく、理髪するための車です。
 …え? 何のことか判らないって? 詳しい説明は、他所様に任せますが、要は、散髪屋が無いような山奥で作業している作業員のために、髪を切っていた訳ですな。どんな特殊用途車かと思ったら、B型客車に理髪用の道具を積んだだけという、シンプルなものでした。
 どうせなら、年数回だけ、理髪体験とかやったらどうでしょう? 髪型は当時風のみ&調髪のみで、林鉄体験乗車券付き・理髪証明書付きで大人5000円~……とか。

オープン客車

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 現在、体験乗車用に使われている客車は、当時使われていた客車を模した車体を新造したもののようです。
 運材台車に客室を乗せたような構造を踏襲しつつ、かつ、転換クロスの座席、消火器の設置など、「現代の森林(浴)鉄道」にふさわしい客車に仕上がっています。
 嗚呼、これぐらいのセンスが、梅小路のスチーム号にもあったら…… orz

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 1両毎に「あすなろ」「ひのき」などの名前がついており、また、製造年や流用元の台車などにより、細部が微妙に異なるようです。特に、「あすなろ」号は、車椅子対応という豪華装備。
 更に、木曾モジュール倶楽部「赤沢保存車輌図鑑」(2010年2月25日確認)によると、一段下降式の窓ガラスがついているとの事ですが、私が行った時には、そんなものは、ついていませんでした。どうやら、取り払われたようです。

C型客車

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 木曽森林鉄道の客車といえば、ボギー式のB型客車の他に、2軸のC型客車がありました。
 森林鉄道の客車というものは、そもそも本業ではないので、比較的数も少なく、微妙に貴重品のはずです。しかし、あまり注目されてないのか、屋外に放置されています。車体が木製という事もあり、このC型客車は、随分と痛みが目立ちます。
 この車両は、乗務員の詰所として使われていたそうですが、もっと別の活用法を見出した方が良いのではないかと思います。「森のオブジェクト」のまま、朽ちさせるのは、ちょっと惜しい気がします。なんとかならないのでしょうか。

特別展望客車

HITACHI KDDI W32H 長野県上松町 2009年10月11日

 通称「貴賓車」。1957年の皇太子殿下赤沢神宮備林行幸に併せて整備された車輌との事で、椅子も、微妙に豪華になっています。
 屋内保存されている唯一の客車で、保存状態も大変良好です。その特殊な経歴から、今後も、末永く残る事でしょう。

その他の車両

運材台車

HITACHI KDDI W32H 長野県上松町 2009年10月11日

 森林鉄道といえば、まずは、この車両が無ければ始まりません。
 ただ、この車両は、保存車輌というより、現用の保線用機材といった位置づけなのか、説明看板も一切なく記念館裏に留置されているのみでした。

 往時は、丁度ボギー車の車体みたいに材木を載せて、木曽の山々から中央西線各駅へ、木材が輸送されていました。

砂利運搬車

HITACHI KDDI W32H 長野県上松町 2009年10月11日

 ナベトロの一種のようです。「森林鉄道でなぜナベトロ?」と思われるかも知れませんが、要は、軌道に使う砂利の運搬用ですね。
 こちらも、保存というよりは、現用の保線用機材っぽいです。

制動車

HITACHI KDDI W32H 長野県上松町 2009年10月11日

 現在の貨物列車では、すっかり見られなくなりましたが、昔は、車掌車が連結されていました。これも、その一種です。

 ちなみに、前にあるのは、タンク車のタンク部分です。

モーターカー

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 モーターカーといっても、バッテリーとモーターで動く車両では、ありません。
 森林鉄道で、職員が巡廻したり移動したりするために使われていた、小型の自走客車です。たいていは、ガソリンエンジンを積んでおり、大型のものだと、自動車から改造したものもあったようです。
 この車両は、酒井製作所製のものです。ユーモラスな前面が特徴的ですね。

参考資料

西裕之(2001). 『全国森林鉄道 未知なる“森”の軌道をもとめて』 JTB

木曾モジュール倶楽部「赤沢保存車輌図鑑」(2010年2月25日確認)
INTERNET総合鉄道部「全国保存車両データベース 」(2010年2月25日確認)