大宮の鉄道博物館へGo!
中津川

なんか、家族全員で東京へ行くことになりまして。
ただ、家族は普通に東海道新幹線を使って東京へ行きましたが、自分だけ青春18きっぷを使って、しかも中央本線経由で行くことにしました。

本当は、中津川駅から塩尻駅まで直通する列車を使う予定でしたが、寝坊して乗り遅れました orz

……そんなドタバタもありまして、いきなり中津川駅です。

駅前には、中津川名物の栗きんとんを売る店がありました。
駅前は近年整備が行われたらしく、なかなか綺麗で整理されたような感じになっていました。

どうも、さわやかウォーキングが行われていたようで、南木曽行きの臨時列車がありました。
中津川に居てもどうしようもないので、とりあえず南木曽へ行ってみることに。
南木曽

南木曽駅に到着。
次の電車が1時間後だったので、駅前の観光案内所で「1時間で往復できる観光地無い?」と伺ったら、桃介橋と福沢桃介記念館なるものがあるとの事。

桃介橋は、南木曽駅のすぐ近くにある読書発電所を建設する際に、南木曽駅から読書発電所までの資材運搬用に架橋されました。
完成当初は人道と軌道の併用橋で、人とトロッコの両方が通っていました。
読書発電所完成後は人が通る橋として使用されていましたが、段々メンテナンスもされなくなり……と、朽ちるに任せていたのですが、観光資源として復元され現在に至るという訳です。
ちなみに、架橋当初に使用されていた部材の一部も、ちゃんと保管されています。
「桃介橋」という名前は、ずばり、読書発電所を建設した大同電力(現在の関西電力)の社長であった福沢桃介に由来しています。

そして、福沢桃介記念館は、元々は福沢桃介の別荘として建てられた建物だそうで。
福沢桃介記念館には、福沢桃介や大同電力による木曽川の電力開発に関わる話はもちろん、江戸時代の林業に関する展示もありました。


館の外には、読書発電所の水車や、ダム建設に伴って川を使った運材ができなくなったので、川流しの代替として敷設された森林鉄道の車両なんかも展示されていました。

ちなみに、福沢桃介記念館と桃介橋との間には、天白公園という公園がありました。
なかなか立派な公園だったのですが……。

どうやら、ボッチは使用してはいけないようです(´;ω;`)

あと、こんな看板も。
お、おう……。

そうこうしていると、電車が来る時間になりました。
ぶっちゃけ、中津川から塩尻までは特急料金払ってしなのでも良かったかも知れませんが、クロスシートで乗り心地も良く、また、偶然乗り合わせた同好の士ともお話できて楽しかったです。
塩尻→東京
塩尻から東京までは、撮影もしつつでしたが、確実に東京に近づいているという興奮のためか、沿線の状況をあまり覚えていません。





夕方になって東京着。自販機さんと秋葉原とか廻って、その後家族と合流。御茶ノ水の宿に泊まりました。
いよいよ鉄道博物館へ!
王子駅


王子前まで東京メトロ南北線で行き、そこから京浜東北線へ乗り換えます。
鉄道博物館

初めて訪れた鉄道博物館。なんというか、自分の中での「博物館」の概念がすっかり変わってしまいました。

とにかくオシャレ。



まるで、テーマパークです。



そして、来館者の興味を惹かせるための多種多様な工夫。



鉄道車両の静態保存では、単にそこに置かれているだけの、まるで死体か剥製のような展示が多いですが、鉄道博物館では、そこにマネキンを置いて往時を再現しています。
当時の格好をしたマネキンが置かれることで、単に鉄道車両を展示しているというのではなく、鉄道車両を通じて当時の世相なり文化なりを感じることができるようにしています。


産業遺産を単なる商業的な見世物にしているのではなく、むしろ、博物館の本分(保存・収集・研究・展示)を真面目に全うしようとしているように見えました。

特別展というのは、博物館・美術館なら常設展と共にやるでしょうが、


併設している喫食施設のメニューまで使って教育的効果を高めようとするその姿勢に、感動すら覚えました。

数年後、名古屋にもJRの博物館ができました。しかし、果たしてリニア鉄道館は鉄道博物館に追いつき、追い越すことができたのでしょうか?
帰路



帰りは、家族と一緒に新幹線で帰りました。
また来よう。そう思いながら。