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そう。行ってきたのはソウル。

中部国際空港→仁川国際空港

 私が所属していた大学には、韓国の農村を専門とされている先生がいらっしゃいました。
 その先生は、毎年3月に韓国巡検を企画されていまして、私も付いて行ってみました。

 国際線は初めてで、機内食も初体験だったのですが、これは……。
 日本っぽくしようとしたのは判るんですが、おにぎりと寿司という組み合わせにものすごい違和感を感じます。

 そうこうしている間に、仁川国際空港に到着。
 当然の事ですが、大韓航空機ばかりです(^^;)

 なんとなく印象深かったのが、空港で働いている車が、どれも黄一色だった事。

 空港内のコンビニで、初めて買い物をしました。多分、麦茶。

仁川国際空港→ソウル市内

 仁川国際空港からソウル市内までは、地下鉄で向かいます。
 ……が、なんか券売機がエラー吐いてました(^^;)

 先生が駅員さんに直接話をし、なんとか切符を購入。

 韓国では、磁気切符は廃止されてIC乗車券に完全シフトしています。なので、韓国で電車に乗るためには、T-moneyカードを買うか、写真のような1回だけ使えるタイプのカードを借りる必要があります。

 ちなみに、これがT-moneyカード。キヨスクやコンビニで売られています。
 こういうカードタイプのものだけではなく、キーホルダーやストラップみたいな形のものもありました。

 このT-moneyカードは、韓国国内の全ての鉄道と、バス、タクシーで使えるとの事で、すっごく便利でした。

 改札は、磁気切符を廃止したお陰で、とてもスマートな形でした。

 ただ、古そうな駅には、こういうごっついやつもありました。磁気切符時代に使っていたやつを改造したのでしょうか?

韓国の鉄道

電車

 韓国の電車は、比較的日本の電車と雰囲気が似ていて、あまり違和感がありませんでした。

 おおむね、ステンレス車化が完了しているようでした。

貨車

 電車が日本的だったのに対して、機関車や貨車は、どことなくアメリカンで、まるで草創期のNゲージみたいです。

 日本ではすっかり見られなくなった有蓋車や無蓋車も大量に居ました。
 一方で、コンテナ車はあまり見なかった気がします。

KTX

 在来線の駅は日本の地方路線とあまり差が無かったのですが、

 KTXの駅はまるで空港みたいでした。
 明らかにヨーロッパから技術輸入しているのがわかります。

 

 なにやら、万難を排して運行している模様。

客車

 韓国では、都市間輸送は未だに客車列車が使われています。
 だいたいソウル市内か、せいぜいその近郊しか移動しなかったので、客車列車に乗る機会が無かったのですが、駅に留置されている客車は見ることができました。
 ……なんか、えらい状態なんですが、もしかして休車中で留置しているだけなんですかね?

ソウルのバス

 日本では、公共交通で移動するといったら、真っ先に鉄道が選択肢として挙げられますが、韓国では鉄道よりもバスがメインだそうです。

 ソウルのバスは、路線の種類毎で色分けがされています。青は、長距離バス。

 緑は支線バス。

 そして黄色は循環バス。

 車内は、こんな感じ。詰め込み効きそうです。

ホテル

 ソウル市内で安い宿という事で、先生が予約された宿に泊まりました。
 安い分、設備がボロかったり、何かトラブルがあったようで、先生も「流石に安すぎたか……」と仰っていました。

 しかし、ちゃんとオンドル(床暖房)完備でしたし、インターネット環境もありましたし、なにより野宿経験があった私からすると、まあまあ普通の(むしろ面白い)宿のように感じました。
 ……いや、実際、こういうボロい宿とか、安すぎて何か問題があるような宿って、割りと好きなんですよ。国内旅行でも、逆にマトモなビジネスホテルなんかに泊まってしまうと、「うわー、高い上につまんねぇ……」ってなります。……ここまでくると、ある意味病気かもしれません(^^;)

 ちなみに、韓国では、同性2人で宿を取ると、特に何も言わなければダブルベットにされます。……っつーか、シングルベットで予約していても、勝手にダブルベットにされる事があります。
 韓国の商習慣として、例えば出張とかで宿に泊った時に、同じ布団で寝ないと「あいつら仲悪いのかな?」と思われるそうです。
 同じ布団に寝るのが「同じ釜の飯を食う」みたいな感じだったりするんでしょうか。

板門店

 ソウルに来たからには、ということで、板門店へ行きました。

 どこかの高級ホテルがそういうツアーの起点になってるらしく、そのホテルの駐車場でバスに乗り、板門店へ。
 ツアーに参加していたのは、大半が日本人で、他にはアメリカ人らしきグループが1組だけ。……なんか、考えさせられるものがあります。

 板門店は、韓国と北朝鮮の軍事境界線上にある村の名前で、朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた場所でもあります。

 休戦協定締結後も、この場所では、様々な事件の舞台となったり、軽い衝突や銃撃戦も起きており、緊張した雰囲気に包まれていました。

 北朝鮮側の建物の前には、北朝鮮の兵士が立っていました。

 ……どーでもいいんですけど、旧東側の軍服って、なんかカッコイイですよね。

 最後に、ツアーは臨津閣に立ち寄りました。

 ここからは、かつてソウル(京城)から中国国境の新義州までを結んでいた京義線が見えます。
 朝鮮戦争の結果、京義線も南北で分断され、長らく列車は走っていませんでした。それどころか、非武装中立地帯には取り残された機関車が回収されることもなく放置されていました。

 2007年に、北朝鮮と韓国とを連絡する貨物列車が復活しましたが、わずか1年で休止。
 多額の費用を掛けて再び結んだこの鉄路を、再び列車が走る日は来るのでしょうか。

韓国鉄道博物館

 ソウル近郊の義王駅近くに、韓国鉄道公社の鉄道博物館があります。

 大宮の鉄道博物館みたいなのを想像していたのですが、なんか、日本でいうと地方の交通公園みたいな感じ。

 同じ韓国の戦争記念館なんかと比べても、明らかに力が入っていない・予算が無い雰囲気でした。

 まあ、韓国国内で鉄ヲタってマイナーらしいから仕方がないわな……。

 屋外には、かつて走っていた蒸気機関車から

 こんな作業用車まで展示されています。

 昔走っていたらしい車両。いかにも日本車輌が作ったっぽい顔つきです。

 機関車は、やっぱりアメリカ風。

 現在の韓国の鉄道では、長距離列車は動力集中方式の車両が主に使われていますが、かつて、電車特急を走らせようとした時期がありました。
 しかし、(恐らく、メンテナンス上の問題か、維持費の問題辺りで)問題があったらしく、あっという間に使われなくなってしまいました。

 屋根がある展示スペースには、大統領専用車と在韓米軍司令官専用車も展示されていました。
 大統領専用車は、元々は朝鮮総督府鉄道局時代の展望寝台車で、在韓米軍司令官専用車は、元々は朝鮮総督府鉄道局時代の特急「あかつき」用密閉式展望車を改造したものだそうです。

 車内はガラス越しに見れるようになっており、往時を偲ぶことができます。

 これらの他に、韓国では比較的後年まで国鉄の狭軌線が存在していたので、このような軽便鉄道用の車両なんかも展示されています。

 あと、こんなのもありました。
 新型KTXのモックアップだそうです。

 室内展示には、色々な部品やら資料やらが展示されていました。

 韓国の鉄道は、元を辿れば日帝時代に日本によって敷設されたものが多いので、結果的に日本語の資料が多くありました。

 大宮の鉄道博物館や、梅小路蒸気機関車館などと比べると、ショボさが目立つのですが、それでも、鉄ヲタなら一度行ってみることをオススメします。
 過度な期待は禁物ですが、それでも充分楽しめました。

 総じて、韓国の鉄道って、架空鉄道愛好者の視点からすると、ネタ帳を見てるみたいで楽しかったです。

景福宮

 ソウル市の中心部にある景福宮にも行ってきました。
 ネトウヨの人には、「朝鮮総督府があった所の奥側にある建物」と言えばわかりやすいかもしれません。

 李氏朝鮮の王宮として使われていた建物で、朝鮮併合後は、ここに朝鮮総督府が設置されました。
 日本でも、城を破却して、その跡地に市役所や県庁などを作っていますが、なんかそれに似たノリを感じます。

 ……とはいえ、日本での事例を考えると、まだ建物が残った方じゃないですかね。
 明治初期の日本だったら、多分、宗教的な施設を除いて全部破壊してますよ、これ。

韓国料理

ソルロンタン

 日本では、韓国料理といえば辛いってイメージがありますが、辛くない韓国料理もたくさんあります。
 ソルロンタンもその一つです。牛の肉やら骨やらを煮込んだスープで、お好みで塩やらキムチやらを入れて食べます。

 大変美味でした。これはもっと評価されるべき、

冷麺

 あまり知られていませんが、冷麺の旬は冬で、本場は北朝鮮の平壌だったりします。
 ソウルの冷麺は、平壌に比較的近いだけあってなのか、なかなか美味しかったです。なんというか、今まで冷麺だと思って食べてたものって、冷麺じゃなかったんだなぁという感。

ホルモン

 元々は日本の大阪で食べ始められるようになり、それが一旦韓国に伝わり、韓流ブームで日本に逆輸入されるという、日韓関係の歴史をモロに反映したかのようなホルモン。にんにくが大量に入っていますが、このにんにくが実に甘くて美味でした。
 あと、タレとしてごま油と岩塩を混ぜたものがありました。大変おいしかったのですが、使われてるごま油も岩塩も、日本のものとは違うようで、多分、日本のごま油や塩ではこういう味出せないだろうなぁと、軽い敗北感。

ソウル市内散策

 李氏朝鮮時代の建物の他に、日本統治時代の百貨店やら銀行やらの建物も、意外と残っていました。

 どの国でも、バカップルって居るんですね。国内でこういう落書き見るとムカっとくるんですけど、海外だとなぜか微笑ましく感じます。

夜のソウル市内

3輪自動車

 ヒャッハー! オート三輪だぜぇー!(何
 こういう車両、萌えです。

カラオケ

 韓国にもカラオケがありました。日本みたいな比較的健全なイメージではなく、酒類とかを出すような、ちょっとアングラな感じではありましたが。
 韓国国内の曲も当然入っていましたが、サンホラやけいおんなど日本の曲(だいたいアニソンがメインですが)も入っていました。

清渓川

 清渓川は、ソウル市内を流れる川の名前で、かつて、暗渠化された上に高架の高速道路が作られていました。
 高速道路を作り直す際に、清渓川を復活させ、今では憩いの場&観光地になっています。

 夜にはこのようにライトアップされ、恋人たちのデートスポットにもなっていました。

そして帰国

 帰りは、ソウル市内の宿からエアポートバスで仁川国際空港へ行き、大韓航空で中部国際空港へ。

 往路の機内食は、ちょっとびみょーでしたが、帰りの機内食は、なかなか良かったです。

 実は、大学入る前まで私は、結構なネトウヨで、韓国とかあまり好きではありませんでした。
 しかし、実際に韓国に行ってみると、国内メディアやネットではわからないような色々なこと(辛くない韓国料理とか、韓国の鉄道とか、犬の肉が食べれるような店はもうあまり残っていないこととか)もわかり、なかなか有意義でした。
 駅で電車を待っていた時に、現地の女性に韓国語で話しかけられた際、慌てて日本語で先生を呼んだら、「あ、いえいえ大丈夫です。すみません(汗)」みたいな、間違えて韓国人に話しかけてしまった日本人みたいな反応をされたのが、一番印象に残りました。
 ああ、韓国人も日本人も、(国同士の問題はともかく)似てる所もあるんだなぁ、ということを感じた旅でした。